FXノート

FXの理論

どうもこんにちは、FXトレーダーのRioです。今回は徒然なるままにノートに思ったことを書いたので、それを記事にしてみました。お読み頂けると幸いです。よろしくお願いします。

「お金の不安を無くしたい」、そう思いFXを始めました。FX歴は2017年7月よりリアルトレードを開始しているため、5年の経験があります。生涯損益はプラスであるが、まだ成功を収めていないです。現在2023年1月、再度経済困難に陥っています。これから再起をかけた戦いが始まります。

は何か?」と聞かれたらすぐに答えることができます。

…東京浅草にマンションを購入すること…

今までお金に執着心がありませんでした。しかし現状そうではいけなくなりました。FXでの生活にかかっているため、より一層レベルアップをしなければなりません。

毎月の生活収支はマイナスが続いています。出費に関しては固定費だけで26万円が必要になります。働くことも大切だが、この沖縄県の物価を考えれば給与は手取りで20万円程です。つまり働いたとしても、毎月10万円以上のお金が足りなくなります。

やはりFXで稼がないといけません。そう思い、FXの考えについてもう一度勉強し直します。


FXで負ける理由

FXの世界では9割の人が負けると言われています。実際はそうではなく、9割の人が資産を形成できていないということです。成功者は1割にも満たない世界です。

1. 資金管理ができていない

ロット数を見直さなければなりません。リスク管理ができているのか、損切りは適正ですか。

2. 手法が定まっていない、または実際の相場で通用しない

過去検証を行う必要があります。必ず勝てる手法などは存在しないことを理解した上で、勝率の高い手法を自分で作りましょう。

3. メンタルが不安定なとき、またはトレードすべきでないときにトレードしている

負けた後は冷静な判断ができません。負けを取り返そうなどと考えているときに良い結果はついてきません。金額ベースで考えるのではなく、pips数で考えるべきです。

FXは利益を上げていくゲームのようなもの

常に (ロット数) × (pips数) で考えましょう。またゼロサムゲームのため、心理学に基づくことも必要です。ここから先は実践を想定した話をします。

まずFXをするときに必要なことは、お金とFX口座です。資金はありません。でも1万円なら用意できます。再起をかけた戦いは1万円で始めます。

次にFX口座です。FX口座には大きく分けて2種類あります。国内口座と海外口座です。それぞれのメリット、デメリットについて少し解説します。

メリット デメリット
国内口座・レバレッジが25倍と決まっていているので、資金管理が安定する。
・税金が20%弱と決まっている。
・少額で利益を上げることが難しく、最低でも6万円程が必要である。
・証拠金維持率が100%以上必要である。
海外口座・レバレッジが約1,000倍なので少額から利益を上げられる。
・通貨だけでなく、株価指数や商品もトレードできる。
・ロット数次第ではあるがロスカットになりやすく、資金管理が難しい。
・トラブルが起きやすい。

これらを考えたときに資金が乏しい状況で稼ぐなら、海外口座を利用するしかありません。海外口座にも種類はありますが、利用しやすいということでMT4が使える GemForex を選びました。GemForex はレバレッジが1,000倍です。しかしスプレッドが大きく、証拠金維持率20%でのロスカットとなっています。(NDD方式)

FX口座が決まったらトレードを開始しますが、何をトレードするか考えましょう。今までのトレード経験は、GBP/USD、GBP/JPY、EUR/USD、USD/JPY、GOLDです。興味本位で他にもトレードしていますが、トレードの98%以上はGBP/USD、GOLDの2つです。

GBP/USD

トレード歴が5年に及ぶメイントレード通貨です。テクニカル分析を主にレジサポラインでトレードを行い、昨年は10万円を100万円にする企画で2度成功を収めています。

GOLD

2年程前からトレードを開始しています。ボラティリティーが非常に大きいです。数日あれば1万円を10万円にすることが可能になる商品です。その分リスクが大きく、トレード及び資金管理が非常に難しいです。

この2つをメイントレードとすることは専業トレーダーとして最適だと考えています。

GOLDに関しては分析力が劣るので、基本GBP/USDのトレード、チャンスがあればGOLDをトレードするという形が理想的です。ここからは具体的なトレード手法について整理していきましょう。


1. ダウ理論

ダウ理論で重要なことは6つあります。

① 平均は全ての事象を織り込む

市場参加者の心理、ファンダメンタル、テクニカルすべてが織り込み価格に形成される。

② トレンドは3種類ある

長期トレンド、中期トレンド、短期トレンドである。

③ 主要トレンドは3段階からなる

先行期、追随期、利食い期である。

④ 平均は相互に確認されなければならない

複数の平均的なテクニカル指標を使用したときのトレンドを確認する。

⑤ トレンドは出来高でも確認されなければならない

出来高が高い時点で発生したトレンドは信憑性が高いということです。

⑥ トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する

節目となる価格でのシグナルが出ないとトレンドは反転しにくいということです。

2. テクニカル指標

指数平滑移動平均線(EMA)を使用します。そしてベガス方式の基本である12EMA、144EMA、149EMAを使用します。ローソク足とEMAの位置関係でトレンドを確認し、ゴールデンクロス、デッドクロスで売買の判断をします。

重要な指標発表

アメリカ合衆国

・失業率、非農業者部門雇用統計
・ADP雇用統計
・ISM景況指数
・米FOMC政策金利発表
・GDP成長率
・消費者物価指数
・新築住宅販売件数、中古住宅販売件数

イギリス

・BOE政策金利発表
・失業率、失業保険申請件数
・MPC金融政策委員会
・BOEインフレレポート公表
・IIP鉱工業指数
・PPI生産者物価指数
・CPI消費者物価指数
・小売売上高
・GDP国内総生産
・貿易収支

3. トレード手法

① トレンド把握

長期(日足)、中期(4時間足)、短期(1時間足)より12EMA、144EMA、169EMAとローソク足の位置関係よりトレンドを確認する。

② エントリー

欧州時間は順張り、米国時間は順張りまたは逆張りにてエントリーする。5分足にてEMAを使用してのエントリー、またはレジサポラインでの短期トレードをする。1週間内でのレジサポのブレイクエントリーが基本である。レンジ相場であれば、レジサポ相場であれば、レジサポ転換を狙う。

③ エグジット

リスクリワードは基本的に1:3を徹底する。ストップロスはレジサポライン、テイクプロフィットはレジサポ転換後のEMAより判断します。トレード手法はルールなので絶対に守る必要があります。

ここから先はトレード歴5年の経験をもとに感じたことについて整理していきます。

(1) 米雇用統計時のポジションは解消しておく

予想が明らかなときは事前に織り込まれているため、雇用統計の結果とは逆に反発することが多いです。予想外のときは戻すことなく大きく動きます。どっちにしろ金曜日なので、トレードを終了しておくことが望ましいです。

(2) 前週のトレンドが月曜日は継続しやすい

前週の週足が陽線なら月曜日は上昇目線で考えます。陰線ならば下降目線です。

(3) 月曜日から水曜日は同じトレンド、木曜日に大きく動き、金曜日は調整が入るイメージです

やはり相場は大きな流れを掴むことが最重要です。月曜日は前週と同じような動きでスタートし、火曜日と水曜日で上下しながらも流れができやすいです。木曜日は指標発表なども多く、かつトレンドが反転する可能性も出てきます。金曜日は週の終わりということもあり、調整の意識が強いです。特にロンドンフィックス後は決済注文が多くなります。

(4) 大きく動く時間は市場開場時である

トレード時間は欧州時間から米国時間にかけてのトレードが多いです。その理由は取引高が高くなるからです。しかし統計的には相場が大きく動く時間は限られています。夏時間で言うと、9:00〜11:0016:00〜18:0021:30〜23:30の主要国圏の市場開場時間です。(冬時間は+1時間)

(5) レジサポ転換での特に意識されている価格での相場は信憑性が高い

何度も反発している価格帯をブレイクした場合は大きなチャンスです。

(6) 大衆心理を利用する

常に含み損を抱えているトレーダーの気持ちになって考えます。利益が出ている場合に、そのことを考えることによって相場を客観的に見ることができます。レジサポなどでよく使えます。

(7) アーリーアダプターになること

相場が大きく動いた後に順張りを行うと利益は少なくなることが多く、損失を出す可能性も高くなります。だからと言って、逆張りを勧めるわけでもありません。次のチャンスを待つと言うのがベストアンサーであり、感情的になってはいけません。


トレードでは手法よりも資金管理が重要であることを多くの人は理解できていません。9割のトレーダーは負けると言われている原因の一つです。損切りができていないと言うより、資金力に見合ったロット数でトレードをしていないからだと思います。

例えば GemForex では10万通貨(1ロット)のGBP/USDをトレードするときに必要な証拠金は約15,000円です。ロスカットが証拠金維持率20%とすると、約12,000円の損失、つまり約11.0pipsの逆行でロスカットとなります。フルロットのいけないところがこの部分です。11.0pipsはトレンド中でも逆行します。

GBP/USDの1日のボラティリティーは50〜100pipsが平均的だと思いますが、ほとんどの日足の始値と終値の差は0〜50pipsであることが多いです。もちろんトレンドの強い日であれば、始値と終値の差は100pips以上になります。このことから1日30pipsを獲ることは非常に難しいです。

30pipsの利益が目標であれば、リスクリワード1:3下では損切りが10pipsになります。これでは損切り貧乏になってしまいます。根拠のある損切りを意識しなくてはならず、その上でロット数を設定します。10,000円の資金があれば、0.1ロット(1万通貨)で30pipsの損失は約3,300円であり、残り6,7000円でもう一度0.1ロットでトレードができます。負けるトレーダーは損失を出したときの次のトレードで、今と同じロット数でトレードできなくなるようなロット数でトレードしていることがほとんどです。

FXの世界では (ロット数) × (pips数) が損益となります。つまり1万円を10万円にすることと、10万円を100万円にする労力は同じです。理屈ではそうですが、実際には後者の方がリスク管理を徹底すれば容易です。資金力で余裕が出てきます。前者では約0.1ロット〜6.0ロットであるのに対して、後者は約0.1ロット〜65.0ロット程でトレードができるので幅があります。投資は資金力がモノをいいます。

では資金力がない人がどう大きな利益を上げられるのか、答えは「資金管理」です。投機ではなく投資であることを今一度認識しましょう。ここで10万円を142万円にしたときのトレード結果をおさらいしてみます。(2度目の10万円企画)

2020年8月3日に10万円で、GBP/USDのトレードをスタートしました。

トレード回数ロット数獲得pips数獲得金額残高
11.0-12.9-\13,685\86,315
21.0-6.3-\6,690\79,625
31.0-14.0-\14,868\64,357
41.0-16.5-\17,527\46,830
51.0-42.5-\45,084\1,746
61.0+2.4+\2,546\4,292
71.0-1.1-\1,166\3,126
81.0-11.2-\11,881-\8,755
91.0+74.0+\78,548\69,798
101.0+22.9+\24,265\94,063
111.0+6.0+\6,339\100,402
121.0+15.0+\15,860\116,262
132.0+19.0+\40,190\156,452
141.0-23.1-\24,425\132,027
152.0+11.1+\48,093\180,120
162.0+0.1+\210\180,330
172.0+6.6+\13,939\194,291
182.0-18.3-\38,605\155,686
192.0+10.5+\22,171\177,857
201.0+5.2+\5,493\183,350
211.0+8.6+\9,092\192,442
221.0+28.5+\30,117\222,559
231.0+15.6+\16,516\239,075
242.0+37.2+\78,985\318,060
252.0+35.6+\75,444\393,504
262.0+8.7+\18,419\411,923
273.0+0.8+\2,551\414,174
283.0+0.6+\1,916\416,090
293.0+1.3+\4,167\420,257
303.0+10.8+\34,587\454,844
313.0+20.5+\65,761\520,605
322.0+3.0+\6,417\527,022
333.0+12.1+\38,778\565,800
343.0+30.0+\96,189\661,989
354.0+50.4+\215,030\877,019
363.0+3.6+\11,500\888,519
375.0+59.5+\313,797\1,202,316
385.0+37.5+\497,634\1,399,950
391.0+11.1+\12,550\1,412,500

2020年8月18日に100万円を達成しました。たった12日間のトレードでした。

そしてこれからFXノートをつけながら、毎月10万円以上の収入を目標にトレードをしていきます。ノートに書くことは以下の通りです。

1. エントリーした日時
2. 通貨ペア
3. エントリー・エグジットレート
4. 取引数量
5. エントリーしたときに思ったこと/決済後の反省
6. トレード結果
7. 決済レート
8. 獲得pipsと損益

今回は以上となります、ありがとうございました。

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